里宴かさま農園さとうたかさまのうえん

こんにちは。笠間の里宴あしたば農園主の和地です。
現在植物学者である父が、長寿の島、八丈島の薬草「明日葉」に魅せられて、品種改良を重ねて30年の時が経過しました。亜熱帯地方の植物は今茨城にて、冬に凍っても新芽を出す新しい明日葉として生まれ変わりました。
美味しい健康野菜あしたば(新品種を平仮名で「あしたば」と呼びます)をたくさんの方々に召し上がっていただきたい、と私は笠間の里山の農地を耕し、小さな娘と共に大切に育ててまいりました。
笠間産あしたばを里のおもてなしの食事会に例え「里宴(さとうた)あしたば」と名付けました。
お日様をたっぷり浴びた里宴あしたばが、これからみなさまの食卓に届き、現代を生きる人たちを元気にしてくれるように願ってやみません。
里宴あしたばについて
長寿の生薬あしたば
明日葉は生育が早く、「葉を摘んでも明日また芽が出る」と言われたことが名の由来となっています。
カルコン、クマリン、ベータカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEをはじめ、カルシウムやカリウムなど、優れた栄養素を豊富に含んだ緑黄色野菜です。
明日葉は古く江戸時代から伊豆諸島を中心に食用、あるいは民間薬として使われてきた植物です。明日葉に含まれるカルコンポリフェノール(黄色の色素成分)には、制がん作用、抗腫瘍作用、抗血栓作用、抗エイズ作用などさまざまな効果があることが解っています。また最近では、含有成分クマリンに、アルツハイマー型認知症の予防と治療効果があることが学術的成果として公表されました。
多数の大学での機能性効果研究はNewsweek誌、論文誌ネイチャーにも掲載され、グラーツ大学(オーストリア)のフランク・マデオ教授の研究チームのマウスを使った研究により、心筋細胞を保護して寿命を延ばす、アンチエイジング効果が認められました。
他に生活習慣病や高血圧、コレステロールの改善効果、花粉症予防、痛風や便秘の解消、抗糖尿病、抗認知症、抗骨粗しょう症など多くの耐病効果が学会発表されています。
茨城県生まれの新品種あしたばは、美味でどんな料理にも使いやすく、「鹹草(かんそう)」として国の生薬リストにも載っている為、薬膳料理の材料としてもお使い頂けます。
新品種「里宴(さとうた)あしたば」は緑豊かな笠間の里山にて、減農薬、有機肥料にて、香り良く美味しく伸びやかに育ちました。
ぜひ一度、この機会にご賞味下さい。